新しく気付いた自分

今週のお題「2020年上半期」

 

初めて書くブログが今年の上半期のまとめになるとは、正直予想外だったが、何を書こうか迷うぐらいだったら、お題に沿って書いてみようと思った。

 

2020年上半期は、出来事として起こったことはそんなに多くはないと思うが、精神面ではたくさんの変化を感じた時期である。

マイナスの変化もあればプラスの変化もあった。

その中でもいろんな自分の姿に気づけたことはかなり大きかった。

 

高校時代、私は一人が好きだと思っていた。確かに、友達と話すのは好きだし、お昼ごはんも教室でクラスメイトと食べていた。でも、一定の距離感は保っていた。学校外で待ち合わせをして会う友達は二人ぐらいだった。学校で会えば話す。勉強中、休憩しようと思って自習室の外で雑談を軽くするくらいの人間関係が、私には心地よかった。

 

しかし卒業し、浪人生になり、同時にコロナの影響で家で一人で勉強するようになってから私のそんな考えは変わった。

話す友達もいない。ラインでたわいもない話をする人もいない。twitterやインスタグラムをみればzoomで友達と話たり、履修の相談をする高校時代の同級生がいる。卒業するときには、またどっかでかけようか、と言っていた友達も浪人をしている私に気をつっかて行けるときlineして、という。

本当にしんどくて、つらくて、そして寂しかった。友達に必要に絡まれると少しいら立つこともあった。しかし、私は初めて友達がいなくて寂しいと思った。

これまで一人が好きと言っていた自分が恥ずかしい。私は全く一人ではなかった。むしろ、たくさんの温かい友人に恵まれていた。みんながいるから一人になれていたのだ。一人と独りは全然違う言葉だ。いつも私とトイレで会ったとき、移動教室の時階段ですれ違ったとき、夏期補修で隣の席になったとき、軽く声をかけてくれた、たくさんの友人の大切さを知った。

 

六月になり、予備校の通常授業が再開された。正直布団から出るのもしんどくて、でも部屋にいるのもしんどくて、泣きそうになりながら毎日を送っていた私を救ってくれたのは高校時代の友人だった。通常授業が始まって最初の科学に授業。高校時代の友人を見つけて泣きそうになった。休み時間に声をかけてもらえて、また泣きそうになった。今は夏期講習期間に入りなかなか会うことは少なくなったが、自習室からの帰りやお昼ご飯を食べているとき、名前を後ろから呼ばれるのがたまらなくうれしい。

 

私はかなりの寂しがり屋みたいだ。